オタケの雄叫びをも無視して(掛けたつもり)
あたしは颯爽と櫻木先生の元へ駆けつけた。
が…なんじゃこりゃあああ!?
職員室には櫻木先生の出待ちと言っても良いだろうとてつもない数の女子生徒たちが群がって周りを包囲していた。
「櫻木センセ〜あたし化学選択してるんですよね〜イロイロとお願いしますぅ〜」
「櫻木先生〜3年の担当はないんですか〜?」
「センセ〜こっちで一緒に喋ろうよ〜」
おっつ、早くも他の女共に先制されていた…
ま、負けてたまるかこのヤロウ!
女子たちの群れを掻き分け入っていくと櫻木先生が職員室から出てきた。
キャーと黄色い歓声が舞う。
「今結構忙しいんだよね、また今度ね」
櫻木先生はサラッとした笑顔を女子生徒たちに向ける。
何だあのキッラキラスマイル!
某ファーストフード店でもいないよあんなお方!(失礼)
何か成績残さなきゃ…他の子達と同じだ。
あたしは櫻木先生の前に出てとうせんぼするように手を広げた。

