「櫻木先生、あたしが好きな人は…っ」
思い切って口を開いたとき、あたしの言葉と被さって
ピーンポーン、とインターホンが鳴った。
ソファーから立ち上がる櫻木先生。
あの勢いで思わず告白しちゃうところだったよ…
すっかり冷めてしまったお茶で喉を潤す。
「……やっべ、最悪」
そんな櫻木先生の声がして顔を上げると、櫻木先生はインターホンを見つめたまま立ち尽くしていた。
「……櫻木先生?どうかされたんですか?」
あたしの声にハッとした櫻木先生はあたしの腕を掴んだ。
……え?
「ベランダ…いや、こっちでいいか…」
櫻木先生は焦った様子でブツブツと何か言っている。
やがて、櫻木先生はリビングの隣にあるスライドドアを開け、あたしを押し入れた。
え!?ここ先生の寝室!?
リビング同様、綺麗に整頓された清潔な寝室。
シンプルなデスクと広々としたベッドが…….
「高梨……」
耳がくすぐったくなるような、優しくて低い声。
はい!?っと振り返ると…
何やら真剣な表情の櫻木先生がいて……
「こっち、来い」
「へっ!?」
強引に腕を引き寄せられ……
なぜか、なぜか……ベッドに押し倒されました。

