松木鈴香先生は27歳。
モデルみたいなスレンダーなスタイルで顔立ちもよく気立てもいい優しい先生。
生徒みんなから大人気なのである。
「鈴香先生久しぶり〜!あのね、今日は長瀬が突き指して…」
そう、長瀬の方を振り返ると
長瀬はボーッと突っ立っていた。
もしや、鈴香先生の美貌に目を奪われているのだな?
ははっ、お主も男だったのだな。
横目で長瀬を見ていると、鈴香先生が長瀬の目の前でしゃがみこんだ。
「コウったら、また突き指したの〜?」
「……っ、うっせぇな!」
長瀬は顔を真っ赤にさせて顔を背ける。
「ほら、こっち座って!冷やした湿布と…あっ、絶対に指引っ張っちゃダメよ?昔からコウはすぐに指引っ張っちゃうんだから」
「……それぐらいわかってるっつーの。いつまでもガキ扱いすんな」
見たことのないような長瀬の表情。
昔から…って
どういうことだろう?
それに……コウって呼んでるってことは…

