「美咲ー!ご飯よー!」

リビングから聞こえるお母さんの声。

何をそんなに張り切ってるのか分からず降りていく。

「今日のご飯なにー?」

「今日はから揚げよー」

やった!私の好きな食べ物だっ!

1人ではしゃいでいたら、電話がなった。

「誰だろう?」

私は疑問に思いながら電話を出た。

「もしもし?」

『もしもし、俺だ』

「俺々詐欺ですか!?」

『美咲はそうだと思うのか…?』

「嘘々。お父さんだよね?今日何時に帰って来るの?」

『今日は遅くなりそうだから先に夕飯食べててくれ』

「分かったー!それじゃね。」

私とお父さんは仲が良い。

周りはお父さんなんかとよく仲良くなれるなと言われるけど、私はお父さんが大好きっ!