殺戮都市~バベル~

そんなバカな話をしたり、かと思えばどうして大山田が松田を殺そうとしている俺達に飲み物を振る舞ってくれたりしているのかといった話をしながら、時間は過ぎて行った。


大山田は、北軍に来ても、自分の店を持ちたいという夢を諦めてはいなかった。


それは、俺達を殺すという松田の命令すらも無視してしまうほど大切な夢で、その夢の大事な客だからだという。


俺はあまり輪には入れなかったけど、三人は楽しそうに酒を呑んで、大騒ぎして……そして酔い潰れて寝てしまった。


ここにいる限り、北軍の雑魚は襲って来ないと大山田は言っていたけど、それでも少し不安だ。


俺は、恵梨香さんが寝ているソファの対面にあるソファに移動して、そこに横になった。


「んー……やっぱり寝るのは気持ち良い」


両腕を上げて伸びをして、ふと桜良に切られた太ももに目をやった。


この程度で回復するのはもったいないから、次に怪我したらって考えてたけど、今のうちに治しておいた方が良いかな。


PBMを取り出して、通常回復をしようと画面を見ると……そこに表示されていた数値に、俺は驚いた。


北軍に入って、乱戦続きだったから、結構な人を殺したとは思っていたけど……。