殺戮都市~バベル~

するとそこには、ウォーハンマーを構えてビルの屋上から飛び降りた神谷の姿が。


どこに逃げたかと思ったら、この機会を伺っていたのか。


神谷の声に、ルークが反応してその方向に顔を向ける。


ウォーハンマーが振り下ろされる。


渾身の力と、飛び降りた勢いが合わさった一撃!


これは危険だと察知したのか、咄嗟にその攻撃を防ぐ為にルークが腕を上げようとするが……。


神谷の一撃が、それよりも早くルークの肩に直撃したのだ。


身体を傾けて、頭部に当たるのは避けたようだが……地面をも陥没させる破壊力を秘めた攻撃。


頑強なルークの鎧が、激しい金属音と共にへこんだのだ。


その衝撃で、ルークの肩がガクンと落ちる。


バランスを崩して、俺達がいる方に傾き始めた!


「うおいおい!坊主!逃げろ!」


名鳥に肩を叩かれ、慌ててその場から逃げ出す。


このまま下敷きになっては大変だと。


だけど、ルークはビルの壁に手を付き、なんとか転倒は防いだのだ。


「うおおおおおおおっ!」


そして攻撃が終わった神谷が地面に落下する。


なんとか両足で着地したものの、その衝撃が全身を駆け巡ったようで……ガクッと地面に膝を付いた。