殺戮都市~バベル~

なんとか戦闘が終わり、俺は意識が朦朧とする中、恵梨香さんに日本刀を抜いてもらって、PBMで瞬間回復。


傷は癒えたものの、血を多く失ったせいか、頭がフラフラしていた。


恵梨香さんと神谷も、多少の怪我はしているけど、ここは北軍。


しばらくすれば傷は癒える。


その中でさすがだと言わざるを得ないのは……やはり名鳥。


「お前らさぁ、そんなんで大丈夫なのかよ。わかってんの?相手は松田なんでしょ!?」


平山の攻撃を、全て防御し切ったのか、全くと言って良いほど怪我をしていなかった。


「う、め、面目ねぇ。大山田の野郎、あれでなかなかすばしっこくてよ。さらにパワーもありやがる。チャンスがなー、なかったんだよなー」


神谷が渋い顔で、悔しそうに首を横に振る。


「まさかあいつらも武器進化をさせていたとは……私達も、もっと強くならなければならないという事だな」


それぞれが反省する中、俺も感じた事がある。


今回は、皆が各々の敵を引き付けてくれたから、途中から乱戦にならずに一対一の形に持ち込めた。


まあ、大山田だけは乱入してたけど。


とにかくそれが、勝ちに繋がったんだと思う。


もしも、八人が入り乱れての乱戦になっていたら……正直、どうなっていたかわからない。