殺戮都市~バベル~

そんな中、一人だけ被害に遭った人物がいた。


スマートにティータイムを楽しんでいた緑川が、椅子ごと後方に倒れて、紅茶を顔に被っていたのだ。


「貴様ら……スマートにやれと言っているのがわからないのか!俺のティータイムを邪魔しやがって!全員もれなくぶっ殺してやる!」


さっきまでの落ち着いた振る舞いはどこに行ったのか、拳を震わせて激昂した様子でこちらに向かって歩いて来た。


「フン、ようやくこれで四対四。遠慮なくやれるな。少年、緑川は任せたぞ。私は永田を殺る」


「え!?あ、は、はい!」


誰が誰と戦っていても、結局は周囲の動きにも気を配らなきゃならないんだよな。


でもまあ……。


「一人が一人を殺せば良いだけの話ですよね」


「ガキが……俺に勝てると思ってるのか?」


怒りで顔を歪ませた緑川が取り出した武器は……日本刀!?


いや、それにしては短い。


これは……脇差だ。


それも二本。


片方の装飾が凄い事から、一本だけ進化されていると考えても……。


こいつ、同じ武器を三本も手に入れたのか?


さすがは総合ランキングで上位に名前がある緑川って所か。