殺戮都市~バベル~

「うるせぇな!今やる所だろうが!!お前ら!巻き添え食らいたくなかったら飛び上がれよ!!」


そう言って、ウォーハンマーを振り上げた神谷が飛び上がった。


あれって……あれか!?


あの地面がへこんで周りが盛り上がるやつ!


巻き込まれては、どうなるかわからない。


慌てて永田の膝を蹴り、後方に飛び退いた俺は、神谷の攻撃に合わせてジャンプした。


ウォーハンマーが地面に打ち付けられる。


相変わらず凶悪な破壊力のその攻撃が、地面を陥没させて、その周囲を激しく隆起させる。


だけど……その攻撃に合わせてジャンプしたのは、戦っている全員。


誰一人として、この攻撃の餌食になった人間はいなかったのだ。


「な、何度見てもデタラメな攻撃ね。まともに食らってたら、一瞬で肉塊になっちゃう」


地形が変わった地面に着地し、驚きを隠せない永田。


その一方で、攻撃を放った神谷は不満そうな顔で。


「ど、どうしてこうなった。全員飛んだら意味がねぇじゃねぇかよ!」


攻撃が決まらなかった事に対して、不満を漏らしていた。


「ええい、アホか!飛び上がれと言ったら、全員飛び上がるだろうが!何も言わずにやってしまえ!」


神谷の言葉に、思わず恵梨香さんが突っ込みを入れた。