殺戮都市~バベル~

コンビニで弁当を買って、新崎さんも一緒に向かった人だかり。


よく見ると、人が集まっている交差点の真ん中に、手作り感満載のステージが設置されていた。


ざわめく人達の中で、ステージに飛び乗った一人の男が両手を上げる。


すると、集まった人達から歓声が巻き起こったのだ。


新崎さんもそれに触発されたのか、声を上げている。


こうなると、何が起こるのか期待するなという方が無理だ。


ワクワクしながらステージを見ていると、男がマイクを取り出して、集まった人達に呼び掛けたのだ。


『さあ、クソ野郎ども!今回も始まったぜ、戦闘終了後のサービスオークションだ!洗浄日と重なったから開始が遅れたが、準備は良いか!!』


なんか、マイクパフォーマンスが始まったぞ。


オークションって事は、何かを売るのかな?


集まった人達が喜んでいるって事は、よほど良いものなんだろうな。


『それじゃあ早速行くぜ!最初の商品はこちら!』


そう言って、MCの男が指差した先から現れたのは……人だった。


有刺鉄線で身体をグルグル巻きにされて、無理矢理ステージの上に上げられる。


『この男!賞金額は6000円程だが、なんと星4レアだ!星1の野郎が殺せば、合計8400円とソウルが手に入るんだぜ!』