殺戮都市~バベル~

買い出しに行く前、新崎さんに、この場所をホームポイントにしておけば良いと言われ、俺はPBMを操作して、言われるままにそれを設定した。


こうしておく事で、自分が死んだ時にここで復活するらしい。


それが済んで、俺と新崎さんはビルの外に。


「さて……食料を買って、明美さんの怒りが収まるまで外にいようか」


「そ、そうですね……」


助ける為に飛び出したってのに、こんなに文句を言われたら悲しくなるな。


明美さんは、可愛い顔して言う事が酷いから、少し苦手だ。


と、そんな事を考えながら、コンビニに向かう為に大通りに出ると……。


ここから右に100メートルほどの交差点。


そこに、人が集まっていたのだ。


祭りかと思うほどの人だかりに、興味をそそられる。


「あれって……何かしてるんですか?」


そこを指差して尋ねると、新崎さんは小さく「ああ」と呟いて、小さく首を何度も縦に振った。


「あれは、一種の祭りだよ。気になるなら、食料を買ったら見に行ってみようか?」


やっぱり祭りなのか。


この街でもそんな物があるのかと不思議な感じだけど、祭りだと言うなら行ってみたい。