殺戮都市~バベル~

「よっしゃ、こんな良い物が手に入るなら、やらない手はねぇよな」


ガチャを引いた俺に、特に変わった事がないとわかると、チンピラはすぐにガチャを始めた。


光の渦が出て、嬉々として武器を取り出したチンピラの手に握られていたのは……アイスピック。




『鬼頭竜二様!おめでとうございます!星1の武器を入手しました!』



「ア、アイスピックだと!?ふざけるんじゃねえ!」


この日本刀が出ると思っていたのだろう。


手に入れたアイスピックを、地面に叩き付けるように投げ捨て、もう一度ガチャを引こうとする。


その騒がしい間にバーコードもガチャを引いたようで、手には果物ナイフが。





『鬼頭竜二様!おめでとうございます!星2の武器を入手しました!』





早速二回目を引いた鬼頭竜二。


その手に握られていたのは、包丁だった。


「全然おめでたくねえんだよ!こんなもん、ホームセンターで安く買えるだろうが!」


怒りに震えて、道端にある街灯を蹴飛ばす。







『広崎明美様!おめでとうございます!星3のレア武器を入手しました!』







そんな中で、女性が引いたのはボウガン。


それが、鬼頭竜二の怒りの矛先が変わるきっかけになってしまった。