殺戮都市~バベル~

「で、もう攻撃は終わりか?だったら次は俺のターンだな」


俺を見下ろして、ニッと口角を上げた神谷が、ウォーハンマーの柄を両手で握り締めて、近くにいた俺に押し付ける。


慌てて左腕でそれを受け止めたものの……骨が軋み、今にも折れてしまいそうな圧力を感じた。


これはまずい!


そう直感した俺は、後方に飛び退いてウォーハンマーから逃れる。


あのままずっと押されていたら、左腕の骨が……いや、上半身の骨が粉砕されていたかもしれないな。


そう考えていた俺に、柄を前に突き出したまま、神谷が迫って来た。


「うおおおおおっ!!ちょこまかと!」


その姿はまるで猛牛か機関車か!


なんとでも例えられるような突進は、凄まじい圧力を感じる!


この人……怖い!!


そのパワフルな風貌もだけど、何より速いぞ!?


こんなのが直撃したら、身体がバラバラに吹き飛んでしまうかもしれない!


脳裏によぎった、俺が死ぬ瞬間のビジョン。


速いとは言っても、俺の方が速いという自信がある。


華麗な闘牛士のように、一瞬殺意を放ち素早く横に移動して、その攻撃を回避した俺は、振り返って武器を構えた。