殺戮都市~バベル~

その男は、いかにもと言った様子の筋肉隆々の大男で、男らしい顔付き。


こいつが恵梨香さんが言っていた、大山田裕次郎に違いない。


「はぁ、はぁ……ちょっと遠かったかな。お、誰かと思えば……北条じゃねえか。松田を裏切ったやつが、北軍に戻って来るとはな。一体何の用だ?」


「そう言うお前は……神谷銀二!まさかこんな所で星5レアが張っているとは……またしても予想外!」


つまり、この人に対しては、何一つとして予想出来てなかったって事だな。


てか、大山田裕次郎じゃないの!?


「話をそらすんじゃないよ。一体何の用があって戻って来たのか訊いてんだよ。答えねえと、お前から叩き潰すぞコラ!」


そう言いながら引き抜いた巨大なハンマー。


これがウォーハンマーという武器か。


「私がここを離れる時、誓った事がある。それは、次に私の意思で戻って来る時は、達也を殺すと!だからお前を殺す事に躊躇いはない!少年!やるぞ!」


「え!?いきなり!?」


突然の戦闘の宣言に驚きながらも、俺は日本刀を構えて神谷に刃を向けた。


「ふぅん……松田をねえ?だったら、それが可能かどうか、俺が確かめてやるよ!掛かって来いや!!」


恵梨香さんと言い、神谷と言い、戦う事に何の抵抗もないのか!?


若干俺を置き去りにして、北軍に入って最初の戦闘が始まった。