殺戮都市~バベル~

これは、お約束と言って良いのだろうか。


プレミアムガチャを3回引き、床に手を付いて項垂れるという、漫画なんかで良くある、落ち込んだポーズ。


あまりに見事に崩れ落ちて、後光がさして見えたほどだ。


「ま、まあ……そんな事もありますよ。気を落とさないでください恵梨香さん」


慌ててフォローを入れるけど……星5レアの俺が言ってもダメなようだ。


「少年は良いよな。一番最初に引いた武器が星5レアだったんだろう?ずっと星4レアで戦っている私の苦しみはわかるまい。私だって……星5レアがほしい」


物凄く切実な願いに、俺は何て言えば良いのかわからなくなった。


次引けば出ますよ!


なんて無責任な事は言えないし、それで出なかったら、恵梨香さんが落ち込むだけだ。


「次引いて出なかったら……少年を殴りたい」


なんか無茶苦茶な言葉が飛び出したんですけど!


「えっ!?俺、関係なくないですか!?なんで殴られなきゃ……」


俺の訴えも虚しく、PBMを操作し始める恵梨香さん。


運命の時……。


PBMから光の渦が現れて、その中に手を入れる恵梨香さん。


そして……武器が引き抜かれた!