殺戮都市~バベル~

奈央さんの墓前で手を合わせ、バーコードと別れた俺達は、中央部に入る前にコンビニに寄る事に。


腹ごしらえと、バトルチケットを買いに。


「少年には、少し話しておかねばなるまい。北軍は、西軍や東軍とは全く違った世界だ。生半可な強さでは、星4レアの人間にすら敵わないかもしれないぞ」


歩きながら恵梨香さんと話をしていると、突然恐ろしい事を宣言される。


いや、恵梨香さんは北軍で、自軍の事だから良くわかっているだろうけど……いきなり戦闘が前提なの?


出来るなら、雪子さんみたいに、戦わずに仲間になって欲しいんだけどな。


「話し合いで仲間になってくれるとか……ないですかね?恵梨香さんの知り合いとか、いないんですか?」


もしもそんな人がいれば、事情を話しさえすれば……と思ったけど。


「妙な期待はしない事だな。北軍は完全な一枚岩の独裁国家。絶対的な王者が、凄まじい指導力で統治している。こいつをどうにかしない限り、仲間など得られないと思った方が良い」


……行く前から、なんだか絶望的だな。


東軍では、トップの関係があまり良くなくて、狩野達が協力してくれたけど、今回はそれが望めないという事か。