殺戮都市~バベル~

年で涙腺が緩くなって、感動しているのか、それとも自分が弱い事に対する悔しさなのかはわからないけど、何にしても手遅れという事はない。


今からでも、強くなろうと思えばなれるのだから。


「じゃあ、おっさんも一緒に行くか?俺達は今から北軍に向かうけど……その前に、中央部を抜けなきゃならないかな」


「じょ、冗談じゃろ。わしなんかが行ったら、化け物の胃袋の中に収まってしまう……悔しいが、わしはここでキミ達の帰りを待つとするよ」


ノリで来るかななんて思ったけど、そこはかなり冷静だな。


バーコードが行ったように、多分来たところで、あっさりポーン辺りに食われてしまうだろう。


ポーン程度ならまだしも、ナイトが相手だと、守りながら戦っている余裕なんてない。


「私もこの親父の事は言えないな。現状でナイトとまともに戦える人間は、全ての軍の人間の中でも数人しかいないだろう。私も……もっと強くならなくては」


俺の手を掴んで立ち上がり、尻を叩く。


強くなるか……恵梨香さんはどうするつもりだろう。


ソウルと金を使って、トンファーのレベルを上げるのかな。


それとも、プレミアムガチャを引いて、星5レアが出るのに賭けてみるか。


どちらにしても、今よりは強くはなれそうだな。