殺戮都市~バベル~

総力戦は不定期に行われる。


そこでソウルやお金を稼いで、食料をコンビニで買う……という流れらしい。


コンビニはこの街の至る所にあり、PBMで支払うとの事だ。


これは戦闘の事ではなく、生活面での事。


ある意味、生きる為には戦闘よりも重要な事だ。


そんな話を聞きながら歩いていると……確かにコンビニがある。


「拠点に戻る前に、食料を買ったらどう……」


そう提案しようとした時、背後から、男が怒鳴るような声が聞こえて、何だろうと俺は振り返った。








「待てコラ!!東軍のカスが!!逃げられると思ってんのか!!」









俺が見たのは、こちらに向かって走って来る男。


その背後から、三人の男女が、男を追い掛けているという光景だった。


三人組は腕が赤、逃げている男は青で、東軍の人間を、南軍の人間が追っているのか。


「洗浄で、東軍に戻れなかったのね。真治君、私達も協力しましょ」


「え!?」


PBMを操作し、トマホークを取り出した奈央さんが、男の前に立ちはだかる。


殺さなければ殺される……それなら戦おうとも思えるけど……。


逃げる男の手は、有刺鉄線で縛られていて、戦闘で見た東軍の連中とは違う印象を受けた。