殺戮都市~バベル~

この街に来てから緊張の連続で、こうしてゆっくり横になるなんて事はなかったな。


あのライダースーツの女性に殺されて、目が覚めた時にもベッドにいたけど、それとは違う感覚だ。


精神と肉体の疲労からか、目を閉じればすぐに眠ってしまいそう。


フワッ、フワッと、何度か落ちそうになっていると……。


「ふぅ……さっぱりした」


ガチャッとドアが開き、浴室から出て来た奈央さんの声で、一気に目が覚めてしまった。


「あれ?真治君……なんだかんだ言って、待っててくれたのね」


頭をタオルで拭きながら、身体の方は全く隠そうとしない奈央さんの姿に、思わず背中を向ける。


「ち、違いますよ!」


どうしよう。


もうこれ以上誤魔化す言葉が思い付かない!


汚れた服は洗濯中だし、しばらくはこの状態が続くぞ!?


「まあ良いけどね。何もしないならしないで、洗浄と洗濯が終わるまでゆっくりするから。ほら、もっとそっちに寄ってよ」


トントンと背中を叩かれ、俺は壁の方に移動した。


予想していなかった奈央さんの言葉に、少しし 戸惑いながら。


俺が移動して、奈央さんが布団を捲くってベッドに入る。