殺戮都市~バベル~

だとすると、今は他の誰かがキングなのか。


池上のPBMがそうだと言うなら、次のキングも多分……そうなんだよな?


「池上を倒したなら、沼沢君がキングになれば良いって、皆言ったんだけどね。本人がどうしても嫌だって」


里奈さんが、呆れたような表情を浮かべて首を傾げた。


「そうそう。戦える俺が、キングになって守りに入るわけにはいかない……とか言っちゃってさ」


三葉さんも呆れたような表情を浮かべる。


わからなくもないかな。


沼沢だけでなく、強い人間は弱い人を守ったり、敵の強い人間と戦わなきゃならなかったりするから、逆に危険な気がする。


だとすると……次のキングは?


「まあ、私でも良かったんだけどねー。西軍のキングに、北軍の私がなれるわけもなくてさ」


吹雪さん……そりゃそうでしょ。


他軍の人間がキングになったら、西軍の人達だって吹雪さんをどう扱って良いか困ると思うよ。


「でさ、なんとかキングは決まったんだけど……誰だと思う?」


雪子さんにそう尋ねられて、俺と恵梨香さんは顔を見合わせて首を傾げた。


そう言うからには、俺達が知ってる人だろうけど……。







「正解は……三葉ちゃんでしたー!」