殺戮都市~バベル~

「ちょっ、ちょっと待って!戦わないで!」


三対一、武器を構えて、どちらが先に仕掛けるかというタイミングで、三葉さんが看板の陰から飛び出して、俺の前に立ちはだかった。


ダメだ、戦いに巻き込まれたら、星3レアの三葉さんじゃ、下手すれば死んでしまうぞ!


と、思っていたけど。


「あれ?三葉さんじゃないっすか!なんで南軍やつと一緒に……」


服部が、驚いた表情で尋ねる。


って、知り合いかよ。


だったら戦う必要はなくなった……かな?


「あ、三葉ちゃん。もしかして皆が言ってた、南軍の真治君?来れないだろうなって言ってたのに、来れたんだ」


妙な武器を持った女性が、武器から手を放して警戒もせずに俺に近寄る。


この人は……警戒心がないのか?


雪子さん達が話をしたからって、俺が攻撃しないと信じているのか?


「私はねー、宇佐美奈希。うさちゃんって呼んでくれても良いよ。で、こっちが轟沙慈」


無理矢理日本刀を握る手を取り、握手をした宇佐美。


「え、あ、はい……って、もしかしたら俺が攻撃するかもって思わないんですか?」


なんか、自分で言ってて悲しくなるけど、この宇佐美の行動はちょっと理解出来なかった。