殺戮都市~バベル~

「おい!クソガキこの野郎!俺があいつの体力を半分以上削ってから登場しやがって!美味しいとこを持って行くんじゃねぇよ!」


「何言ってんのよ!真治君が来なかったら、私達全滅だったよ!?強がってないで感謝しなよ!ほら、城井君も何か言ってやりなさいよ!」


「うん、喉が渇いたね」


戦闘が終わったと判断したのか、俺の方へと近付きながら三人が口々に話す。


二毛、梅、城井トリオは相変わらずのようで安心した。


この噛み合わない感じが、戦闘になると見事に噛み合うから不思議なんだよなあ。


「ここはあなた達だけなの?吹雪ちゃんがどこにいるか知らない?」


三葉さんが、周囲を見回しながら尋ねるけど、二毛達以外は死体があるだけ。


多くの人が死んで、西軍は大丈夫なのかと思うほどだ。


「あ、ああ……ここにはいねぇよ。あいつは多分、動き回ってるんじゃないか?総力戦が終われば、戻って来るだろうよ」


「あんた、何顔を赤くしてんの?あ、もしかして三葉さんの事が……」


なぜか照れる二毛と、それを茶化す梅原。


「ち、ちげぇし!久しぶりに女らしい女と話したから緊張してるだけだし!」


「……私は女らしい女じゃないの?」