殺戮都市~バベル~

「おいコラ!梅!城井!へばってんじゃねぇぞ!しっかり戦え!」


「そんな事言ったって、どうすれば良いのよ、こんなやつ相手に!」


「は、はは……これは……死んだかな」


声のする場所に近付くと、間違いなく二毛達だという事がわかる。


相手は……剣状の武器を振るって、まるで遊んでいるかのように戦っている。


「キングが破壊されたからって遊びに来てみたら。なんだ、レベルが半分になった星4レアでも、十分に戦えるやつがいるじゃん。やっぱさ、戦いはこうでなくちゃ」


髪が短くて、背が低い……。


南軍に、こんなやつがいたんだと思いながら、俺は三葉さんの手を引いて、その場所へと接近した。


「くそっ……なんだよこいつ、とんでもねぇ強さじゃねぇかよ!」


二毛が、卑怯な手を使えない様子で、梅と城井を守って必死に大剣で防御して耐えている。


「僕が強いって言うより、キミ達が弱いだけなんじゃないの?まあ、ソウルも稼げたし、遊んでても良いんだけど、さすがにちょっと飽きちゃったよ」


そう言って、武器を振り上げる。


散々攻撃を受け止めて、腕が上がらないのか……二毛が武器を振り上げる事も出来ずに、見上げる事しか出来なかった。