殺戮都市~バベル~

雪子さん達と分かれ、俺と三葉さんは街の外側に向かう事になった。


それにしても……三葉さんと一緒に行動するなんて、何か緊張するな。


喋る時は喋るんだけど、普段は様子を伺っているような目を向けて皆を見ていたから、少し怖い。


「み、三葉さん。こっちの方に誰がいるかわかりますか?」


早く行きたいけど、三葉さんを置き去りにするわけには行かないから、スピードは三葉さんに合わせる。


「こっちは……多分、星5レアの誰かがいると思うよ。外側に行けば行くほど、戦闘は激しくなるからね」


星5レアの誰か?


えっと、俺が知ってる西軍の星5レアは沼沢と池上だけなんだけど。


総合ランキングの上位にいない星5レアがいるって事か。


まあ、俺も上位じゃないからな。


隣のブロック、西軍の死体が相変わらず大量に地面に溢れている。


近くで戦闘が発生している様子は……ない。


激しいのは……もう1ブロック先だ。


キィン、キィンと、激しい金属音がここまで聞こえて来ている。


「良かった、まだ無事なようね。あそこにいるのは……二毛達かな?」


なんとか生きていたか。


沼沢と戦った時に助けられた。


だからと言うわけじゃないけど、死なせるわけにはいかない。