殺戮都市~バベル~

ヒュンヒュンヒュンと、鎖を回しながら様子を伺う。


こいつがタイマン勝負に慣れていないにしても、守りに入られると戦いにくいな。


俺がどれだけの攻撃を仕掛けて、この防御を崩せるかが勝負だ。


深呼吸を一つ。


息を吸って、フッと吐き出した俺は、一歩踏み出して、回転させていた鎖分銅を、池上に叩き付けた。


しかしそれは、武器を使うまでもなく、あっさりと回避される。


すぐさま鎖を引き、反対側の鎖を振って、薙ぎ払うような攻撃を放ったが、この攻撃さえも後方に飛び退いて回避。


防御行動はさすがだ。


それでもまだ、俺の攻撃は止まらないぞ!


前方と背後に、時計回りに回転する鎖分銅。


俺は上体を屈めて、鎖を背中の上で滑らせると、大きく、鎖が一本の棒状になるように頭上で回転させた。


渾身の一撃を……いや、連撃を叩き込む!


これが当たれば、いかに池上といえど、防御していても大ダメージは免れないはずだ!


俺の気迫と自信に圧されたのか、池上が改めてハルベルトを構えて警戒する。


鎖分銅を頭上で回転させながら、ジリジリと池上に近付いた俺は……。








回転する鎖分銅を横に構えて、池上に飛び掛かった!