殺戮都市~バベル~

突然の攻撃に、慌ててバトルアックスで防御した轟。


「う、うおっ!いきなりっ!?卑怯だぞ!」


「あぁん?何言ってやがる、戦いに卑怯もクソもあるかよ。俺がなんて呼ばれてるか知らねぇのか?」


武器を接触させての押し合いならば、武器のレアリティもレベルも関係ない。


純粋な腕力勝負。


まあ、武器の強度によって、出来るかどうかという問題はあるけど。


二毛の大剣ならば問題ないだろう。


「卑怯者、二毛大作だね。まともに取り合わない方が良いよ?じゃないと死んじゃうからね」


こいつらの連携は、二毛の卑怯さが現れてから本領を発揮する。


まるで呼吸をするかのように自然に、にこやかな笑顔を浮かべて薙刀を取り出し、轟に斬り掛かった。


これはまずいと感じたのか、後方に飛び退く轟。


しかしそこに襲い掛かるは梅のボルト。


慌ててバトルアックスで弾くも、息付く暇もないとはこの事か。


二毛が追い討ちとばかりと飛び掛かって、大剣を振り下ろしたのだ。


「ちょっと……待てって!」


「待てと言われて待つバカがいるかよ!!」


卑怯から始まった連続攻撃に、まだ高校生ほどの年齢の轟は防戦一方だ。