殺戮都市~バベル~

雪子が戦闘に加わる。


苦戦していた吹雪も、雪子の姿を見て安心したのだろう。


姉妹の息の合った攻撃が、不利な状況を覆した。


この場所ももう大丈夫。


「結局ここに池上はいないのかよ。どうするんだ?まさかこれで終わりにはしねぇよな?」


少し後ろを走っていた二毛が、辺りを見回しながら俺に尋ねる。


「ここで逃げてもさ、また池上の手下に襲われたら、また捕まるかも知れないじゃん!本当にどうするつもり!?」


「うん。せっかく逃げたのに、捕まるのは嫌だなぁ」


梅原も城井も、ここで逃げても意味がないという事はわかっているみたいだな。


ここで池上を殺さなければ、安心して眠れもしないのだ。


その為に、服部にサーチさせているんだけど……。


「服部、まだか?」


「いや……サーチしてるんだけど……」


反応がないのか。


となると、まだこの周囲にはいないという事だ。


「いないか。だったら、ここでやつらが来るのを待つしかないな」


丁度雪子と吹雪も、最後の一人を片付けたところだ。


しばらく落ち着いて待つ事が出来るな。


と、そう考えた時だった。








「ち、違う!池上さんが……急接近してる!!」