殺戮都市~バベル~



『沼沢!ここからどうする!?池上はここにはいないよ!』


PBMから、暴れているであろう雪子の声が聞こえる。


「とりあえず合流するぞ!池上を殺らなければ、今後も命を狙われるからな、ここでやつを待つ!」


こんな多人数で移動すれば目立ってしまう。


かと言ってグループ単位で行動すれば、また捕まってしまうだろう。


それを防ぐ為にも、何としてでもここで池上を殺しておきたい。


「応援はまだかよっ!俺達ではこいつらを防ぎ切れねぇよ!」


「く、くそっ!い、池上さんはまだ来ないのかよ!このままじゃ全滅だぞ!」


……やはり、ここにはいないのか。


だが、池上が来るというなら、ここで暴れる意味があるってもんだ。


駐車場で雪子達を待っていると、入り口の方から応援らしきやつらが現れる。


これが敵軍の人間なら戦う意味もあるだろうが、西軍の人間だからな。


「吹雪、あいつらは任せた。殺せばソウルが稼げるだろ」


「はは……お気遣いありがと。で?あんたはどうするの?」


「俺は……雪子達を迎えに行って来る」


こいつらがどれだけ池上と繋がっているかはわからない。


だけど、服部は確かに池上と個別通信をしていた。


それは、池上をフレンド登録しているという事で、サーチに掛けられるという事だ。