殺戮都市~バベル~







「な、なんだ今の音は!?」


「敵の襲撃か!?」






良い具合に騒いでくれ始めたようだな。


これで、雪子達が暴れれば、こいつらは混乱するはずだ。


「さあ、池上を炙り出すくらいに暴れてやるぞ。こいつら全員殺すつもりでな」


「う、うん……なんか、あんた一人でも大丈夫な気がするけどね」


服部で言うところの、祭りの始まりってわけだ。


池上の部下には、恨みもなければ憎しみもない。


だが、池上を殺す為に、犠牲になってもらう!


「応援を呼べ!呼べるだけ!」


「門が吹っ飛んでやがる!何か爆発でもしたのか!?」


状況が把握出来ないやつらが、慌てて門の方に駆け寄って来ているけど……それは俺にとっては好都合でしかない。


固まれば一網打尽!


集まったやつらに駆け寄りながら、鎖を解き、片方の分銅を握り締めて横に振るった。


大きな弧描きながら、鞭のようにしなった鎖分銅が男達に襲い掛かる!


瞬きをする程の僅かな時間。


その前と後とで決定的に違うのは、集まった人達の身体が、上半身と下半身が分かれているかいないかだった。


五人の人間が、なんの抵抗も出来ずに、血肉と内臓を飛び散らせて死亡した。