殺戮都市~バベル~

……随分根本的な部分が納得出来ないんだな。


一度は敵対したわけだから、そう思われても仕方ないんだけど。


「池上の味方になる義理はない。いや、俺は奈央を殺した池上を絶対に許さない。だから雪子と手を組んだ。それだけだ」


ただ池上を殺すだけじゃない。


PBMを破壊して、二度と復活出来なくしなければ、今後も命を狙われ続けるだろう。


西軍最強だろうが何だろうが、そんな横暴を許してたまるかよ。


「……その言葉が、どんな説明よりも信じられるね。完全に信じたわけじゃないけど……もしも姉ちゃんの敵だってわかったら、死んでもあんたを殺すからね」


「好きにしろよ。お前も俺が池上を殺すのを邪魔するな」


とりあえずは……吹雪に邪魔される事はなくなったか。


でもこいつ、池上に殺されたとか捕まったとか言ってなかったか?


雪子と二毛の仲間が殺されたり捕まったりしたから、情報がごちゃ混ぜになっているのか。


まあ、生きているならどっちでも良いんだけどな。


こいつは戦力になるし、俺にとっては思わぬ収穫だった。


「で、どこに行くつもりだったの?姉ちゃんから離れてさ。私に気付いてたってわけ?」