殺戮都市~バベル~

64ブロック、PBMのマップを確認しながら、目的の場所までやって来た。


トレードマークのマフラーを頭に巻いて、忍者さながらの移動を繰り返していた俺は、周囲を確認して屋上から下を見た。


丁度、服部がPBMを取り出して池上に連絡を取ろうとしている所だ。


「池上さん、俺っす!服部一郎っす!64ブロックに着いたんですけど、どうすれば良いっすか!?」


相変わらずでかい声だ。


こんなに騒がしかったら、池上に関係のないやつまで注目してしまうぞ。


中心部に近くなって、人通りも多くなって来たから、隠密行動が取りにくい。


『……来たか。だったら次は79ブロックにある運動公園まで来い。そこに着いたらまた連絡しろ』


次の指示は運動公園か……また厄介な場所を選んだな。


あの場所は、だだっ広いグラウンドや駐車場なんかがあって、隠れるには不向きな場所だ。


入ったら、見付からずに行動するのは不可能だな。


「どうする……場所がわかったから、先回りしておくか?」


池田の命令で雪子を捕らえに来たなら、放っておいても殺す事はなさそうだけど……ずっと付いて来ている気配が気になる。