殺戮都市~バベル~

騒がれる事もなく、邪魔な5人を始末出来たけど……一発目の音が大き過ぎたな。


武器のレベルが上がって、以前よりも強くなったからか。


こいつらが死んで、光の粒に変わるのも暗いこの街では目立ってしまう。


中心部から離れているし、外灯も少ないからな。


屋上から下を覗いてみると……三人が「何やってんだ」というような視線を俺に向けている。


……まずいな。


戦い方を変えないと、目立って仕方がない。


三人の視線から逃れるように身を隠した俺は、隣のビルに移って移動を再開した。


上方からの攻撃だと、地面に叩き付けた衝撃でとんでもない音が鳴ってしまうから……横からの攻撃が良いか。


そこからしばらくは大したトラブルもなく、ビルの屋上、道路と、移動を繰り返して三人の後に付いて行った。


異変が起こったのは……42ブロックに差し掛かった辺りからだった。


……三人の移動に合わせて、動く気配を感じたのだ。


一人だけのような気がするけど……断定は出来ない。


俺に気付いてはいないようだけど、目立つ行動は控えた方が良いな。


せめて、そいつを仕留めるまでは。


だが、その人物は用心深いのか、なかなか姿を現さなかった。