殺戮都市~バベル~

作戦はこうだ。


服部が、二毛と雪子を捕まえたと池上に報告、指示を受ける。


指示に従い、二人を目的地まで連れて行くが、この時に服部のズボンの尻ポケットに、それぞれがいる側にPBMを入れておく。


その時が来れば、服部のポケットからPBMを取り出して武器を抜く……と言う方法だが。


「完璧な作戦じゃないかよ!これなら絶対大丈夫だぜ!うひょーっ!祭りだ祭りだ!」


こんな調子が良いやつに任せて大丈夫か。


俺は可能な限りビルの上を飛んでついて行く。


これが出来るのは、一部の星3レア以上の人間に限られるから、目視で見付かる可能性は低いはずだ。


「はぁ……ロープまで用意してるなんて、本気で捕まえようとしてたんだねぇ。こんなお粗末だったのに」


「寝てる時は仕方ないだろ!バッチリ起きてたら、こうしてこうして……」


パンツ一丁で、ロープを巻くようなジェスチャーをしているけど……その捕まえようとしていたやつが、隣と正面にいるとわかってるのか?


「俺だったら……お前に捕まったら、恥ずかしくて死ぬな」


いや、二毛よ。


お前は今から、演技とはいえ服部に捕まろうとしているんだぞ。


俺の服は黒っぽいし、闇に紛れるには丁度良いな。


話が終わったら、すぐに作戦開始だ。