殺戮都市~バベル~

「おいおい、それって他に選択肢があるのかよ。沼沢もなかなか下衆だな」


俺の言葉のどこに下衆な部分があったんだ?


おかしな事を言うやつだ。


「ぐぬぅぅ!よし、わかった!協力しようじゃないか。だからPBMを破壊するのはやめてくれよな!」


やけに爽やかで、無駄に元気良く返事をする服部。


……なんか、こういう調子の良いやつは苦手だな。


「まあ……これで決まりだな。どの道、服部の役割が雪子を連行する事なら、演技も何もないだろう。あんたは役目を果たせる、俺達は目的地まで案内してもらえる。悪い事なんて一つもない」


「俺達が死ななければの話だけどな。何が起こるかわかんねぇからよ」


乗り気だったくせに、いざ行動となるとネガティブと言うか慎重と言うか。


それでも、一番手っ取り早い方法はこれなんだよな。


「やると決まったら作戦会議だ!ほらほら、何突っ立ってんの!座って話し合おうぜ!祭りは準備から始まってるんだぜ!?」


立っている俺達をソファに誘導して、仕切り始めたのは……服部。


落ち着いて作戦会議出来るのは良いんだけど、なぜ服部が勝手に仕切ってるんだよ。