殺戮都市~バベル~

「何だ?このスマホ、地図しか表示されてない。電話は……出来ないみたいだな」


バーコードが、スマホを弄って苦笑いを浮かべる。


画面の一番上には俺の名前。


その隣にはレベル1と表示され、さらにその隣には10000円と、炎のようなマークに10とある。


……本当にゲームなのか?


まだ状況が全く掴めなくて、どうすれば良いのかわからない。








『では、パーソナル・バトル・モバイル、通称「PBM」の画面の下にある、「ガチャ」を押してください。この街での、あなたの最初の武器が手に入ります』








その声に、俺達はお互いに顔を見合わせた。


武器?


そんな物を手にして、一体何をさせようってんだ?


それでも、声の指示通りに画面の「ガチャ」と書いてある所を押してみる。


画面が変わり、「プレミアムガチャ」と、「バトルガチャ」という項目があるけど、今は「プレミアムガチャ」しか出来ないようだ。





『では、「プレミアムガチャ」を引いてみましょう。それを選択すると、PBMから光の渦が出ます。その中に手を入れて、武器を引き抜いてください』




その怪しげな指示を、誰も実行しようとはしなかった。