殺戮都市~バベル~

誰かが言って、俺も感じた言葉がある。


武器のランクが1違えば、レベルが10違うと同じ。


レベルが10違えば、強さは目に見えて違う。


あのガキの武器がどれだけ強かったかはわからない。


俺が終始圧倒していたにも関わらず、油断から敗北してしまった。


それがきっと俺の弱点で、克服しなければならないものなのだろう。


外に出て、民家の庭で二毛と雪子と対峙した俺は、鎖分銅を両手に持って構えた。


「……まあ、やれって言うならやるけどよ。なんであんたはそんなにやる気満々なんだよ」


やる気がなさそうに大剣を抜いた二毛が、その隣で早くも臨戦態勢の雪子に尋ねた。


「だってさ……なかなかないよ、こんなレベルの高い相手と戦えるなんてさ。本気でやらないと、こっちが殺されるかもね」


「マジかよ……運動だって言ってただろ」


両者、思う事は違うようで、雪子の方がやる気があるみたいだ。


「どっちからでも良い。なんなら、二人同時でも良いぞ」


俺の言葉に、二人は顔を見合わせて……。


大剣を地面に突き刺した二毛が、それに足を付けた。


と、同時に二人が俺に飛び掛かった!