殺戮都市~バベル~

早く行こう……と言い出したのは俺だが、70回もガチャを引くとなると、相当な時間が掛かる。


武器を引いては強化の繰り返しで、一時間ほど掛かってしまった。


最初は何が出るか楽しんでいた二人も、飽きてしまって寝ている。


こいつら……自由だな。


一時的に手を組んだだけなのに、こうも無防備に眠れるものなのか?


俺なら、寝首をかかれるかもしれないと不安で、きっと眠れない。


黙々と武器を強化し続けて、やっと最後の武器を鎖分銅に溶け込ませた。


「ふぅ……やっと終わった。70個も使えば、レベルもかなり上がるな」


室内だけど、鎖分銅を取り出してみると……今までとは全く違う力強さを感じる。


レベルは……72。


高レベルになればなるほど、上がりにくいと聞いた事があるけど、70個でもレベルMAXにならなかったか。


「おい、お前ら。何気持ち良さそうに寝てるんだよ。武器の強化が終わったぞ。ほら、起きろよ」


そう言いながら雪子の肩を揺すってみるけど……起きるとか起きないとか以前に、胸の揺れが凄い!


な、なんだこの動きは……ある意味モンスター!


俺はどうすれば良いかわからず、肩から手を離して、荒くなった呼吸を整えた。