殺戮都市~バベル~

「……だけどどうする?お前らの仲間が捕まってるとして、どこにいるかもわからないんだろ?そんな状態で何をするつもりだ」


捕まった仲間どころか、池上がどこにいるかもわからないからな。


追っ手を一人捕まえて、場所を聞き出せば良かったか。


「まあ、それがわからないから私の拠点に行こうとしてんじゃない。それにしても厳しいねぇ。皆を助けたら西軍から出ようかな……あー、でもそれだと周りは敵だらけかー」


相変わらず、じたばたと脚を動かして、考えがまとまらない様子で畳に寝転がったままの雪子。


まだ助けてもいないのにいい気なもんだな。


「でもまあ、現実的に考えたら、次に襲って来たやつを一人捕まえて、場所を聞き出すのが一番手っ取り早いんじゃね?」


「おお、二毛。あんた卑怯なくせに鋭い提案するねぇ。拠点を見に行ったら、それをやって見るべきかな」


……うん、俺はもっと早くに思い付いていたけどな。


向こうがこいつらの仲間を捕えているなら、仲間のPBMでサーチしていると考えるべきか。


二人のサーチに引っ掛かった時には、向こうは戦闘準備に入るという事だな。


こちらは後手後手に回るしかない状況なのだ。