殺戮都市~バベル~

だが、雪子の言うように、ここにいては落ち着いて話が出来ない。


コンビニで弁当と水を買った俺達は、誰もいなさそうな民家に入り、腰を据えて話をする事に。


「……まあ、そんなわけだ。あんたと戦ってる所を誰かに見られていて、池上にチクられたってとこだろ」


俺が南軍のガキと戦っている時に、俺と敵対したんだからな。


敵とつるんでいると思われても仕方がないだろう。


「それ、私も同じ状況なんだけどさ。結局池上かぁ……西軍最強っしょ?どうにかするにも、吹雪とはぐれちゃったし、里奈ちゃんも三葉ちゃんもいないし……あーもう!どうしたら良いのよ!」


タバコをくらえて、ゴロンと畳の上に寝転がって、頭を掻きむしりながら脚をバタバタ動かす。


まったく……子供かこいつはと思いながらも、そのはちきれんばかりに育った胸には子供っぽさを感じない。


ある意味モンスターだ。


「梅も城井も、あいつらに捕まってるみたいなんだよな。助ける事が出来れば、こっちは三人、お前らが四人。沼沢を入れれば八人。ハイランカーが三人いれば、どうにかなるかもしれねぇ」


「皆散り散りになってるから、期待してるとこ悪いけど里奈ちゃんと三葉ちゃんが捕まってるとしても、吹雪はどこにいるかわからないよ。残念だったね」


「マジかよ……で、でもまあ、何とか……なるよな?」


俺には仲間なんていなくて、いつも一人で戦っていたから、二毛の言っている事は新鮮だった。