殺戮都市~バベル~

俺達も名鳥の前に座り、今まであった事、これから何をしようとしているのか……近い事から遠い事まで全て話した。


「ふーん……なるほどねぇ。まずはボウズの彼女を埋葬する場所を探す、その後は西軍に向かうか。あの塔に向かう仲間を探してわけね」


「そうだ。新種のナイトの力を知っているだろう?強い者でないと、塔に近付く事すら出来ないからな」


淡々と、状況を説明するには恵梨香さんほど適任はいないな。


変に話を曲げる事はないし、話が大きくも小さくもなる事はないから。


「話はわかった。まずは埋葬する場所だな。それなら、明ちゃん達に任せれば良いだろ。ボウズはともかく、荒獅子と死神は目立つから、動き回らない方が良い。行ってくれるかい?」


「わかったわ。とりあえず何ヶ所か心当たりがあるから見に行ってみる。見付けたら連絡するから」


「ああ、頼むよ」


そんな会話の後、三人は立ち上がり、軽く話してから歩き出した。


三人の姿が見えなくなるまで見送って……ムスッとした黒井が口を開く。


「で?まさかこのまま戦わずに終わるつもり?俺、不完全燃焼なんだけどさ」


やっぱり納得出来ない様子で、名鳥とまだ戦おうとしている。