殺戮都市~バベル~

何度やっても、香月の身体に深い傷を負わせる事が出来ない!


こうなったら、気持ちに納得が出来ないけど、PBMを破壊するしかないか!?


振り下ろされる金棒。


これは絶対に回避しなければ死んでしまう!


後方に飛び退き、金棒を回避した。


だが……それは床に打ち付けられずに、腰の高さでピタリと止まったのだ。


次の瞬間。


溜め込んだ力を爆発させるように、俺の方に香月が跳ぶ!


その不意の行動に、金棒の先端を回避する事が出来ない!


突き付けられた金棒が、日本刀に直撃して、俺は後方に吹っ飛ばされたのだ。


ゴロゴロと床を転がり、手の痺れと胸の痛みを感じながら、何とか体勢を立て直した。


あんな重そうな武器で突きか……完全に予想外だった。


いや、動きが遅いから避けられると油断していた。


どんな武器であろうと、星5レアが相手だというのに。


「直撃してたら上半身と下半身が分かれてたのにねえ……そこのお嬢ちゃんみたいにさ。恋人同士で同じ死に方なんて、素敵じゃないのさ」


金棒で、理沙と俺を交互に指して大笑いする。


こんなやつに勝つ方法なんてあるのか?


ナイトのように、頭部が弱いというわけでもないだろうし。