殺戮都市~バベル~

角度、速度、力、全て完璧な攻撃。


刃が、香月の首に直撃した!


「痛いって言ってんじゃないのさ!!何度言えばわかるんだい!?」


また攻撃が通らなかった!


硬さだけで言えば、ナイトの身体と良い勝負だ!


肩に手を伸ばして、俺の脚を掴もうとしたから、それを避けて床に着地した俺は、日本刀を香月に向けた。


さっき付けた傷も、自軍にいるせいで治りが早い。


もう、今は首の後ろに付けた傷だけのようだ。


侵攻よりも、完全に防衛に向けの特性ってわけか。


だからって、退いてたまるか!









「どうした!来いよ津堂!ビビッてんのか!?」


「減らず口を!」









黒井と津堂の声がデパートの中に響く。


あっちも戦い始めたみたいだ。


しばらくすれば、狩野達も入って来るだろう。


「何度でもやってやる……お前を殺すまで!何度だって斬ってやる!!理沙に詫びろ!」


「弱いんだよ!!何度やったって、あんたじゃ私を殺せないよ!!」


香月が金棒を構えて駆け出した。


俺はそれより早く、懐に飛び込んで日本刀を腹部に突き刺すけど、全然刃が刺さらない!


慌てて引き抜き、腕、脚と斬り付けたけど……服と皮膚の表面が斬れるだけで、大したダメージを与えられていないというのがわかった。