殺戮都市~バベル~

しかし、床に突いている金棒を傾け、香月は俺の攻撃を防いだのだ。


「俺は……俺はお前らを絶対に許さない!!人の命を弄んで!!人の命を利用するお前らはっ!!」


「生意気言ってんじゃないよ!あんたのその力は、どうやって手に入れたんだい!!人を殺して得た力じゃないのかい!?」


香月の言葉が俺に突き刺さる。


だけど、俺はこんなに卑劣な事をした覚えはない!


必死に生きて、生きる為に戦って、そして得た力だ!!


「皆が皆、お前らみたい事をしてると思うなっ!!」


身体を回転させて、香月の左側に刃を滑らせる。


怒りに任せた一撃。


回転の勢いと、腕の振りが乗った斬撃は……香月が伸ばした手に直撃して。


そして……。










「……痛いねぇ!!でも、この程度で粋がるんじゃないよ!」








日本刀は、香月の手を少し斬ったけど……切断する事無く、微かにダメージを与えて動きを止めたのだ。


「!?」


「驚いて声も出ないかい!?どうせ今まで、一撃入れれば倒せる相手ばかりと戦って来たんだろ!!」


ダメージが……通らない!


思ってもみなかった事態を前に、危険を感じて俺は後方に飛び退いた。