突然の出来事に、俺は半ばパニックで、慌てて上体を起こして理沙の方を見た。
まさか、「それでも、やっぱり真治を殺す」とでも言うのかと不安になった俺の目に映った物は……。
俺を突き飛ばして、腕を俺に向けた理沙の姿。
スローモーションのように、理沙がゆっくりと動いている。
その唇が、小さく動く。
逃げて……。
次の瞬間、理沙の身体が床に叩き付けられた。
血しぶきが辺りに飛び散り、身体は上半身と下半身で分断されて。
痛みがあったのか、それとも一瞬だったから、それすら感じなかったかはわからない。
わかった事は……。
「チッ!!そのまま抱き締めてたら、恋人同士で仲良く死ねたのにさ!!」
香月が金棒を振り下ろして、理沙を殺したのだという事。
そして、俺はまた、理沙を守ってやれなかったという事だった。
それを理解したのは、飛び散った血が、俺の顔で弾けてから。
守ると言った直後、俺が理沙に守られるなんて。
なんて情けないんだよ俺は。
次に会った時に、どんな顔をして理沙の前に出れば良いんだ。
怒りと悲しみに襲われながら立ち上がった俺は……いつまで経っても理沙の身体が光の粒に変化しない事に首を傾げた。
まさか、「それでも、やっぱり真治を殺す」とでも言うのかと不安になった俺の目に映った物は……。
俺を突き飛ばして、腕を俺に向けた理沙の姿。
スローモーションのように、理沙がゆっくりと動いている。
その唇が、小さく動く。
逃げて……。
次の瞬間、理沙の身体が床に叩き付けられた。
血しぶきが辺りに飛び散り、身体は上半身と下半身で分断されて。
痛みがあったのか、それとも一瞬だったから、それすら感じなかったかはわからない。
わかった事は……。
「チッ!!そのまま抱き締めてたら、恋人同士で仲良く死ねたのにさ!!」
香月が金棒を振り下ろして、理沙を殺したのだという事。
そして、俺はまた、理沙を守ってやれなかったという事だった。
それを理解したのは、飛び散った血が、俺の顔で弾けてから。
守ると言った直後、俺が理沙に守られるなんて。
なんて情けないんだよ俺は。
次に会った時に、どんな顔をして理沙の前に出れば良いんだ。
怒りと悲しみに襲われながら立ち上がった俺は……いつまで経っても理沙の身体が光の粒に変化しない事に首を傾げた。



