殺戮都市~バベル~

俺の聞き違いか?


今、黒井は「俺達が守りながら東軍に」って言ったのか?


「あ、あの……黒井さんが東軍に行くって……嘘でしょ?」


もしも本当に一緒に来てくれるって言うなら心強いけど……一体何の為に?


黒井には何のメリットもないと思うんだけど。


「なんでそんな嘘をつく必要があるんだい?南軍で敵を待ってるのも飽きたし、どうせなら強いやつと戦って勝ちたいでしょ。それに……津堂には、ちょっとした因縁もあるしね」


津堂の名前を出した途端、眼光が鋭くなった。


過去に何かあったのだろうか……。


「それは……まあ。良いんですけど。でも南軍の防衛はどうするんですか?南軍最強の黒井さんがいなくなったら、ちょっとやばいんじゃないんですか?」


黒井がいない時にキングを破壊されたら……。


あれ?キングをしたら、元の世界に戻れるとして、された方はどうなるんだ?


「防衛なら大丈夫だよ。俺の知り合いに二人、すっげー強いやつがいるから。まあ、ランキングはそんなに高くないんだけど、東軍の四強でも来ない限りは死ぬ事はないと思うね」


……だったら良いんだけど。


それにしても、そんなに強い人が他にも南軍にいたのか。