殺戮都市~バベル~

「不思議……さっきまで身体を動かせなかったのに、今は普通に動かせるなんて」


サンドイッチを食べ終わり、驚いたように腕を曲げたり伸ばしたり。


「二人とも、この街に来る前に、アプリの招待状を受け取っただろ?俺達は『バベル』ってゲームのプレイヤー。駒の一つに過ぎないんだよ。だから、『アイテム』を使えば回復するんだ」


ゲームのプレイヤーか。


そんな気はしてたけど、改めてそう言われると、なんだか少しショックでもあるな。


「ゲームだから、俺達は人を殺して、強くなって。でも逆に、ゲームなのに殺されてしまった人もいるんですね」


そう考えると、どうしてこんな事をさせられているのか……。


悪い方に考えてしまう。


「仕方ないだろ。ゲームなんかで殺されたくないから、こっちも本気だよ。あまり悪い事は考えない方が良い。ゲームだろうが、そうじゃなかろうが、俺達にはやる事があるだろ?まずはそれを考えるべきじゃないかな?」


俺がやる事か……そうだな。


ここで意気消沈しても、気を落としても、テレビゲームのように途中で辞める事は出来ないんだよな。


動くのを止めたら……状況が良くなるはずがない。