殺戮都市~バベル~

エレベーターに乗り、最上階に到着した俺は、ふかふかした絨毯の上を歩いて、PBMに反応がある場所に急いだ。


なんだか無駄に立派なフロアだな。


バーになっているようで、壁がないから、そこに奈央さんがいない事は簡単に判断出来た。


「ここじゃないな。下に行こう」


エレベーターに乗り、一階下へ。


PBMの反応は上から見た物だから、こんな高層ビルに反応があってもわからないんだよな。


次のフロア。


廊下に出ると、部屋が並んでいる……ここはホテルか。


どうりで一階のエントランスが広かったはずだよ。


なんとなくそうじゃないかなと思っていたけど。


今の俺にはここが何であろうと関係はないな。


奈央さんの反応がある場所へと走ると、廊下の曲がり角にある一室。


当然、鍵なんて持っていないから、日本刀でドアを斬って中に入る。


無理かなと思ったけど……意外と斬れるもんだ。


日本刀が強化されたおかげだな。


「奈央さんいますか?」


反応がある所には……誰もいなかった。


くそっ!


こんな事を何回やれば良いんだ!?


一つの部屋だけで良いとは言え、とんでもないビルに隠してくれたもんだよ。