殺戮都市~バベル~

こんな事が、これからずっと続くのか。


なんて所に来たんだよ。


早く元の世界に戻りたい……。


三笠の野郎にゲームの招待状を送り付けられて、登録したらこの街にいた。


そうだよ……もしかしたら、三笠に会えば何かわかるかもしれない。


友達は南軍にいるって書いてあったし、南軍のどこかに……って、こんな広い街で探すのかよ!


こんな事を考えてる場合じゃないのに、俺は逃げる事しか考えられない。


ガタガタと震え、道路を確認する新崎さんと、ビルの二階にいる二人を交互に見る。


このまま……戦闘が終わってくれれば、俺は死ななくて済む。


人を殺さなくて済む。


そう……思っていたのに。











「……来たぞ、今度は二人組だ」










新崎さんの言葉で、また俺の心臓がドクンと音を立てた。


来るな来るなと思っていたのに……来てしまった!


大通りは、どれだけの人がいるのかは知らないけど、こんな寂れた道でさえ、もう二組が来ている。


ビルの二階にいる奈央さんと合図を取り合い、飛び出すタイミングをはかる新崎さん。


任せろと言ったから、ここは新崎さんに任せておけば良い。


二対三なら、負ける事はないだろうから。