殺戮都市~バベル~

腕の色は青い。


料理屋を出る前にステルス機能をオンにしたから、まだその効果は継続している。


だから大丈夫……と考えるのは楽観的かな。


そうじゃないと、遭遇、即戦闘に発展するから困るんだけど。


東軍の中心部に近付いても、自然が多くていい街だ。


各軍にそれぞれ特徴があって、戦いやすい、移動しやすいというように。


この街は、広い空間が多くて戦いやすい。


だけどその広さは、敵に取り囲まれやすいというデメリットもある。


防衛しやすい街……そんな印象だな。





「アハハハ、それマジ?ウケるんだけど!」


「笑い事じゃないって!金がないとかさ!私ヤラれ損じゃん!ムカついたからぶっ殺してやったけど」







俺達の目の前を、俺と同じくらいの女の子達が通り過ぎる。


5人くらいの集団……なんて話をしてるんだよ。


こっちには小学生の女の子がいるってのに。


立ち止まって、女の子達が通り過ぎるのを見ていると……その中に一人、見覚えのある女の子が混じっていたのだ。


見覚えのある横顔……そして、服装。


名前も知らないその女の子を追って、俺は亜美の手を引いて歩き出した。