殺戮都市~バベル~

結局、亜美を連れて、20ブロックにあるデパートへと向かう事に。


迂闊だったな……あんな強烈な殺気を何度も感じていたのに、気を抜いた瞬間背後を取られるなんて。


下手すればあの時に殺されていた。


ソウルが0で死ねば、生き返る事が出来ないってのに。


その危機感が全然なかった。


ダメだな……もっと気を張らないと。


「お兄ちゃん、あのお店は何?凄くピカピカしてる」


大きな街を歩いた事がないのか、色んな物に興味を示して、俺に尋ねてくる。


妹がいたらこんな感じなのかなと思いながら、俺は亜美が指差した店を見た。


「あー、あの店は……」


そんな話をしながら歩く事数分。


次第に、人の数が増え始めて、戦闘に参加する為に光の壁に集まっているのだろうという事がわかった。


「人がいっぱいだね。お祭りかな?あ、お兄ちゃん、お祭りに行くんでしょ」


総力戦に参加した事がないなら、この人達がどうして集まっているのかわからないのは当然か。


それにしても……20ブロックだと、光の壁からそんなに離れていない。


集まった人達の近くを通る事になるんじゃないか?